[ハムスター]死んでしまったときにすべきこと
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命あるものは必ずお別れのときがやってきます。
特にハムスターは体が小さくて成長が早いため、寿命も短くついこの間まで元気だったのに急に寿命を迎えてしまうことも多いです。
今回は大事に育てていたハムスターが死んでしまった場合にどうすればよいかをまとめていこうと思います。
冬場は冬眠の可能性も
最初に気をつけて欲しいのが、実は死んでしまったと思っても冬眠している場合です。
ハムスターが冬眠と言うとなかなか想像がつかないかもしれませんがあまりにも寒いと冬眠することもあります。
実は生きているのに埋めてしまったなんてことになったらそれこそ可愛そうなので一見死んでいるように見えても絶対に生存確認は怠らないでください。
生存確認法
冬眠しているのか、それとも亡くなっているのかの確認方法としてはいかのポイントをチェックしていくと良いでしょう。
時期
冬眠と言うだけあり動かなくなる季節は冬に限られます。
冬眠する理由としては寒さで体温やエネルギーが奪われないよう、眠ることで消費カロリーを最小限にすることにあり冬以外の時期に動かなくなることはまずないので、春先や夏場に動かなくなってしまったら死んでしまったと判断して間違いないでしょう。
硬直していないか
ハムスターは死ぬと1時間程で死後硬直しその後緩やかに硬直が解除されていきます。
体が明らかにカチカチになっている場合は既に亡くなっているケースが殆どです。
呼吸の有無
冬眠している場合は生きているので普段よりも肺活量は下がりますが呼吸をしています。
指先をぬらして鼻の近くへ指を持っていき呼吸があるかどうかを確認しましょう。
冬眠自体も危険
ハムスターは本来冬眠しない動物であり、冬眠自体が危険な状態になります。
周りの気温が低く、体温やエネルギーを保つ必要があり冬眠するわけであり、その間はエネルギー摂取も行えずに凍死していくこともあるので「生きているから安心」と放置してしまうとほぼそのままなくなってしまいます。
そのためにも冬眠しないように巣の中を暖かく保ち冬を乗り切れるようにしましょう。
もし生きていた場合は
万が一生きていた場合は温めて冬眠から起こしてやる必要がありますが、急激に体を温めてしまうと負担をかけ逆に死なせる原因につながります。
2~3時間ほどかけゆっくりと温めながら起こしてあげてください。
完全に死んでいた場合
残念ながら死亡が確認された場合は今まで癒してくれた感謝の念をこめて埋葬する必要があります。
埋葬方法としてはハムスターくらいの大きさであれば自分で埋めてあげることも可能で、業者に頼むばあいもあるのでいくつかの選択肢があります。
自分で埋葬する
出来るなら一緒に住んでいた近くに埋葬して思い出を残しておきたいと言う場合は自分で埋葬する方法を選びましょう。
敷地内に埋める
お別れの決心が出来たら遺体をティッシュなどで軽く包み、生前好きだったひまわりの種やおやつを数粒添えて5~10cm程掘った穴の中に入れて印が分かるように棒や石を置いて簡易的なお墓を作ってあげましょう。
ここで掘る深さを浅くしすぎるとカラスや猫に掘り起こされることもあるので気をつけてください。
中には遺体をそのまま残したいため棺おけを作って入れる方もいらっしゃり、その辺は個人の好みですが筆者としては土に還してあげたいと思うのでティッシュでくるむ程度がちょうどいいと思っています。
埋めた後に分解される過程で頬袋に残っていたり一緒に添えたりした種が発芽して生めた場所から花が咲くと生まれ変わったのかなと少し心が温かくなります。
持ち運びできるお墓も
最近ではプランター葬と言う言葉があり、こちらはプランターに埋めてあげることで持ち運びを可能にすると言ったメリットが生まれます。
特に今住んでいるところが賃貸で後々は移住しないといけないため置き去りになってしまうのが嫌だと言う場合にはこちらをオススメします。
プランターなので花を植えることが前提となり、花を植えることでお供えにもなり水遣りの時は懐かしい時間を思い出せる新しい供養の形になります。
埋葬業者に依頼する
各県にあるペット埋葬社や霊園にお願いして葬式から火葬、納骨まで済ませてくれる業者に依頼する方法もあります。
個人で葬儀を行うよりも手厚く埋葬できるので、多少費用がかかっても良いと言う方は住んでいる近くの埋葬業者に問い合わせてみましょう。
飼い主の心のケア
最後に飼い主の心のケアについても触れておきます。
ずっと飼っていたハムスターが急にいなくなってしまい、喪失感に陥ってしまったりもっと出来ることがあったのではないかと自分を責めてしまう方も多くいらっしゃいます。
そういったペットロスで悩んでいる方にアドバイスです。
自分を責めない
ハムスターの寿命は2~3年と言われていますが、それはあくまで飼育環境下での話であって野生の場合は捕食や病気のリスクも上がるため寿命はグッと短くなります。
そもそも野生のハムスターは多頭出産であり数十匹生まれたうちの2~3匹生き残れば良いと言った状況です。
そんな中で人に飼われて飼育されている時点でそのハムスターは恵まれた存在だったのです。
自然界では捕食対象として猫やカラスにおびえながら暮らすと言ったこともなく、飼い主の下で安全に暮らし寿命を全うできたのでハムスターもきっと感謝しているはずです。
反省すべき点は反省する
もちろん、だからと言ってもし自分に反省すべき点があるのならそれを放置するのはよろしくありません。
- 無理やり多頭飼いをしストレスを与えていた
- 病気の症状が出たのに放置した
- 飼いたいと言い出したのに飼育は他の家族に丸投げしていた
などなど思い当たる節があるのであれば改善する努力をしましょう。
ミスは誰にでもあります。起こしてしまったミスを後悔するのは良くありませんが、反省して同じことは繰り返さない、それがハムスターに出来る精一杯の恩返しになりますよ。
歩き出そう
ハムスターを最後まで飼育して楽しい思いでも悲しい思いでも沢山出来たと思います。
そこで得られた経験は必ず今後の人生においてつながるところがあります。
新しいペットを迎えたときの注意点、命の大切さ、動物の習性etc…
これらの経験を糧にしてあなたのQoLが良くなることをお祈りします。
まとめ
ハムスターを含め、ペットはどんなに気をつけて飼育していても最後は必ず病気や怪我になり亡くなってしまいます。
最後は暖かい気持ちで送り出せるように、後悔のない方法で埋葬してあげましょう。