[アクアリウム]増えすぎてキモい!スネール対策の秘訣とは?
アクアリウムをやっているとどうしても紛れ込んでしまう小貝(スネール)。
特に他の生体に害を及ぼすといったわけでもないのですが、見栄えが悪くなるといった理由から嫌われることも多いですね。
インテリアとして楽しみたい水槽なのに見栄えの悪い貝がいっぱい・・・そんなときの対策法をまとめました!
進入経路を経つ
まず最初に大事なのは水槽の中にスネールが入らないようにすることです。
非核三原則で言うところの「もちこませず」ですね。
大抵スネールは水草に卵としてくっついている事がほとんどで、水草の段階から駆除できれば一気に進入経路を立つことができます。
水草を水槽に入れたいときは以下の液を使うとスネールの発生率がグンと激減します。
水草を水の張ってあるバケツに入れ、上の液を混ぜて数日置いておくだけで効果が出ます。
水槽に直接薬を入れるわけではないので生体に気をつける必要もなく安心です!
増えにくい環境を作る
次に万が一水槽にスネールが混入してしまった場合の対策です。
水槽内で増えてしまわないような環境を作る必要がありますよね。非核三原則で言うところの「つくらず」です。
スネールの貝を生成している主な成分はカルシウムで、水槽内の環境はアルカリ性を好みます。
従って、水槽内の環境を酸性寄りにすることでスネールの増殖を抑えることが期待できます。水槽を酸性にするにはいくつか方法があるのでご紹介します。
底砂
一つは底砂です。
底砂はソイル系統にすることで水質をpH6.5前後の酸性に変えてくれます。
逆に大磯を底砂にしてしまうとアルカリ寄りになり貝が増えやすくなってしまうので注意が必要です。
水質調整剤
水質調整剤はほんの少し水槽に溶かすだけで一気にphを下げることが可能です。
ただし少量でも効果が大きく、入れすぎると生体に悪影響を及ぼす恐れもあるので分量には注意しましょう。
ろ材
ろ材を用いて酸性に傾ける方法もあります。
こちらは濾過器の中に入れておくだけでよく、長持ちもするので特にオススメですね!
酸性化するにあたって
水質を酸性にするにあたって最も注意しなければいけないのは生体との相性です。
熱帯魚や水草の中にはアルカリ性を好むものも居るため、自分が飼育している生体が酸性を好むかどうか、事前にしっかり確認しましょう。
また、いくら酸性を好む生体でも急激に水質を変えたり、強酸にしすぎたりしても悪影響を及ぼします。
しっかりとpHを測りつつ、時間をかけて徐々に変えて行きましょう。
見つけ次第摘出する
水槽の中にスネールを見つけたらそのまま放置せず、即座に取り除くことが大事です。非核三原則なら「もたz(ry
手入れの出来る範囲でしたらピンセットで取れるので取りましょう。
隙間など、どうしてもピンセットでは取りづらいような場所は貝とーるがオススメです。
こちらは水槽の底に沈めておくだけで貝が好みの餌に釣られて入り込み、返しによって出られなくなる優れものです。
水槽版ゴキブリホイホイみたいなものだと思って頂ければ問題ないです。
捕食者を投入する
中には憎きスネールを餌として食してくれる生体も居ます。その中でも比較的飼い易い(飼育難易度や混泳、価格などを含めて)生体をオススメします。
熱帯魚
チェリー・バルブ
チェリーバルブはコイ科プンティウス属で、体長は3~4cmと小柄です。
プラティウス属は通常気性が荒く、他の熱帯魚と喧嘩をすることがあるらしいのですが、この種に限ってはおとなしく、発色も綺麗で安価のためオススメです。
バジスバジス
バジスバジスはナンダス科で体長約6cmの熱帯魚になります。
別名カメレオンフィッシュと呼ばれており、そちらの名前なら知っている方も多いのではないでしょうか。
人口餌にあまり慣れないといったデメリットはありますが、見た目がとても綺麗で、スネールキラーとしての役割も果たすので一石二鳥です。
貝
目には目を、歯には歯を、貝には貝をということで、スネールを捕食するような貝を入れるのもありです。
レッド・ラムズホーン
貝類はアクアリストでも嫌われがちですが、その中でも唯一人気があるのがレッド・ラムズホーンと呼ばれる巻貝です。
生存競争においてスネールより優位に立つため、スネールの発生を抑え、鑑賞的価値もそこそこに高いのですが、通常のスネール同様繁殖力も高いのでその点は注意しましょう。
キラースネール
名前からしてスネールを殺しに来ている貝ですね。こちらは生存競争というよりは食物連鎖でスネールの上位に立ちます。
ラムズホーンに比べると繁殖力も少なく、水質にも適応性があるため幅広い環境で飼育することが出来ます。
あきらめる
いろいろな策をしても、どうしようもない場合もあります。
そんなときは放置するのも一つの手です。
というのも、スネールにもメリットがあります。以下にメリットをまとめました。
- 水槽内のコケを掃除する
- デトリタス(魚の排泄物や死骸)を食して分解してくれる
- 食物連鎖の一員
このようにスネールもデメリットばかりではないので、管理が行き届かない場合はメリットにも目を向けて共存するといった手段もアリです。
まとめ
今回はスネールをどのように対策するかと言った記事になりました。
水槽を置くなら見栄えもこだわりたいと思うので、この記事が役に立てば嬉しく思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません