[アクアリウム]魚と植物を同時に育成!さかな畑が面白い!
今日は少し面白いインテリアグッズ、さかな畑をご紹介しようと思います!
アクアスプラウトとは?
アクアスプラウトは株式会社おうち菜園が発売している家庭用のキットで、水槽とプランターの二つの役割を同士に果たす画期的な家具です。
更に詳しく見てみましょう!
生態系を作り出す
アクアスプラウトの強みはなんとしてもそのキットだけで生態系の循環ができてしまうことです。
具体的な循環の流れを挙げてみましょう。
まず、水槽内で飼っている魚の餌の食べ残しや排出物で汚れた水が、水中のポンプにより上部のプランター部分にくみ上げられます。
次にくみ上げられた水の、有機物がプランター内部で肥料とし、植物に吸収されます。
最後に、有機物などの魚にとって好ましくない不純物が取り除かれた綺麗な水が再び水槽内に落ちてきます。
この流れは普段農業で行われている流れを小型化したもので、それをポンプの力だけで行っていることになります。
メリット
では改めて、アクアスプラウトのメリットを、普通の水槽で魚を育てる場合やプランターで植物を育てる場合と比較して挙げていきましょう。
メンテナンスが楽
まずはなんと言ってもメンテナンスに手間がかからない点です。
アクアスプラウトとは別に、家に30cm水槽と60cm水槽があるのですが、水槽の場合、どんなに濾過装置を整えても1~2ヶ月に1度ペースで濾材を変えないと水質が悪化し、魚の体調が崩れてしまっていました。
その点、アクアスプラウトは導入してから6ヶ月たちますが、濾過器なしでも水を足すだけで問題無く魚達が活き活きしています。
コスパが良い
メンテナンスの面でも少し触れましたが、濾過器を使わない分ランニングコスト(月々の費用)を抑えることが出来ます。
ポンプにかかる電気代に関しては1ヶ月で150円にも満たないくらいなので相当リーズナブルではないでしょうか。
※冬場のヒーター代や餌代などは別途必要です。
農薬要らずで虫も付きづらい
植物を育てる際にはどうしても害虫の発生を抑えるための農薬や、化学肥料など、人体にとって不安な側面もあると思います。
しかし、アクアスプラウトは室内で育てるため、基本的に害虫は付かず、農薬は不要です。
肥料に関しても魚の水からくみ上げられた天然の有機肥料を使うため、化学肥料による人体に対する懸念もありません。
逆に言ってしまえば植物は室内でしか育成できない植物に限られますが、それでも種類は多く、対策もいくつかあるので後述します。
インテリアとしても最高
魚や植物をインテリア目的で育てている方も多いのではないでしょうか(寧ろ魚を食用で育てているとは思いたくありませんが・・・)
アクアスプラウトは見た目のデザインもおしゃれなので見栄えをよくするといった面でもオススメできます!
飼育できる動物
基本的には水槽で飼える動物はほとんど飼えると思って頂いて問題ありません。ただし水槽のサイズがそこまで大きいわけではないので、水槽が窮屈になるほどのサイズの動物を導入してしまったり、過密飼育にはならないように注意しましょう。
以下に個人的に導入してオススメだった生き物をご紹介します。
熱帯魚
熱帯魚は良い感じに餌を食べ、水質を汚してくれるので植物を育てるといった面でも優秀です。
特に小さい魚だと多めに導入しても問題ないので、魚達が戯れる姿を楽しめるのも一興ですね。
エビ
水底でツマツマしている様子はとても可愛らしく、魚が食べ残した餌などを掃除してくれるので優秀です。
特に過密飼育気味の水槽になってくると、いくら植物が不純物を吸収しても処理が追いつかない場合もあるので、掃除屋さんとして入れてみても良いかもしれません。
ただし、熱帯魚との相性が悪いと食べられてしまうので注意が必要です!
貝
石巻貝やラムズホーンはガラスに張り付いたコケを食べてくれるので、見栄えを良く保つといった意味ではオススメです。
ラムズホーンに関しては増えすぎた際は水質が悪化している指標にもなりますし、スネールと呼ばれる外観を損なうような小さな貝の発生を抑えてくれる面もあるので導入してみると面白いかもしれません。
両生類
筆者は未知の領域ですが、水槽内でウーパールーパーやイモリ、カエルなどを飼っているといった方もいらっしゃいます。
ある程度の水量が確保できれば生態系は成り立つので、熱帯魚に飽きたといった方は手を出してみるのもありではないでしょうか。
栽培できる植物
野菜
野菜と書きましたが、基本的には一年草のことを思ってください。
育てられる植物はイチゴやミニトマト、ネギなどメジャーな植物から、ハーブなどのちょっと変わった植物まで、横に広がらない植物はほぼ可能です。
果樹
こちらは主に果実のなる樹をさします。
筆者は実はアクアスプラウトでブルーベリーの木を4本育てていますが、今のところ問題なく育っています。
しかし、ブルーベリーの場合は土を酸性寄りにする必要があり、他の樹木においても土壌phを気にしたり、光量を必要としたりする場合があります。
育てる樹によって水質のphを決め、その水質にあう水棲生物を決める必要があるため、生物の選択の幅が狭まる可能性があることに注意しましょう。
また、光に関しては上の部分からランプを吊り下げるための付属品が付いているので、別途ランプを用意できればある程度の融通は利きます。
果実は樹のサイズが大きくなるものも多いので、その点も注意が必要ですね。
オススメはブルーベリー、キイチゴ、みかん(小型)あたりでしょうか。
水草
こちらは水槽の中に入れる植物です。魚達の隠れ家やインテリア等を目的に導入するのも良いですね。
水槽の上部のうち、役6割ほどは野菜のヘッダーでかぶさっており光が入りづらいので、別途ライトを用意すると良いです。
購入方法
購入方法はネット通販がメインとなります。
amazonと楽天で販売されていますが、品切れ状態になることも多いので、ちょくちょく覗いてみましょう。
また、最近では公式ホームページから、アクアスプラウトSVと呼ばれる小型verも出ており、普通のサイズに比べて安くお手ごろなのでお試しで買ってみてはいかがでしょうか。
関連品
ここではアクアスプラウトの関連品や、組み合わせて使える便利なグッズを紹介します。
※あくまで通常のアクアスプラウト用のものでありSV用では無いのでご注意ください。
照明器具
植物用LEDライトとしてはT-SUNのLED植物育成ランプがオススメです。
対応するソケットはこちらがコードも長く使いやすかったですね。
水槽内に昼夜を作りたいときや、水草を使いたいときはGEXの60cmライトがちょうど蓋の役割も果たすためオススメです!
バックスクリーン
アクアスプラウトに合う用のバックスクリーンも出ています。
貼ることのメリットは、背景を黒くすることでより一層水槽内の深みを出せることと、光を遮断することで水槽内のコケを押さえられる点です。
底砂
水槽を買った段階では底砂は付いておらず、自分で買い足す必要があります。
底砂なし(ベアタンク)でも良いのですが、濾過システムをより一層よくするためには導入しましょう。
ここではザックリとしか書きませんが、ソイル(泥を固めたもの)は酸性寄りに、砂利などの岩系はアルカリ性に傾く傾向があるため、導入予定の生態や植物にあわせて決めましょう!
ソイルはJUNプラチナソイルがオススメです。
砂利でしたら水作の大磯砂がオススメです。2袋ほどあっても良いかもしれませんね。
ヒーター
ヒーターは45cm水槽の物がちょうど良い感じでした!
北海道等の寒い地域の場合は60cmにスケールアップしても良いかもしれませんね。
タイマー
ポンプの水のくみ上げは常にくみ上げっぱなしの状態になります。一定の時間だけくみ上げたい場合はタイマーがオススメです!
ブルーベリーもそうなのですが、植物の中には水が多すぎると根腐れを起こしてしまうものがあるため、定期的に水はけをよくするためにも植物にあわせてタイマーを用いましょう。
まとめ
今回は突発的にアクアリウムやガーデニングに関する記事になりました。
ただ、このキットは実際に使っているのですが、インテリアとしても植物の栽培としても有用で、生態系を見ることも出来るので中々に面白く、記事を通して紹介させていただきました。
特にガーデニングが好きな方や、熱帯魚をこれから飼ってみたいといった方にはオススメできるので参考にしてみてはいかがでしょうか!
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