[植物全般]ウリハムシ対策
今回はウリハムシの対策に関する記事です。
ウリハムシとは
ウリハムシは名前の通り、ウリ科の葉を好んで食べる葉虫の仲間です。
ウリハムシが好む野菜
主にキュウリ、ズッキーニ、スイカ、メロンなどを好んで食べます。
我が家ではころたんと呼ばれる小さいメロンが見事にやられました。
被害内容
上の写真の通りですが、葉を食べて穴だらけにしてしまいます。
ある程度植物が育ってくると被害もそこまでですが、幼苗が食害されると枯れてしまうこともあります。
また、画像の症状は比較的軽いほうで酷いときには葉脈を残してすべて食い尽くされてしまいます。
ウリハムシの対策
ウリハムシは体長が7mm前後とかなり小さく、ネットをかけても防げません。
一番効果的なのは見つけ出して捕殺するのが一番ですが、繁殖力も高く、また、農家を本業としている場合は別として趣味程度で植物を育てている場合ずっと見ていることができません。
そんな中で使用できるのがマラソン乳剤になります。
薬品について
今回使用する薬品について、その効果や使用方法を説明していきます。
マラソン乳剤
マラソン乳剤は有機リン酸を含む殺虫剤で、ハムシだけでなく蚊やアブラムシ、ナメクジにも効果があるとされています。
1950年代から農家で使用され、その効果は多くの農家が保証している御墨付きの薬品になります。
ダイン
同時に使用するダインと呼ばれる薬剤は展着剤の役割を果たします。
マラソン乳剤だけでは雨が降るとすぐに落ちて頻繁に散布しなければいけないのですが、ダインのおかげで葉に薬が残り、長時間虫除けの効果を発揮してくれるようになります。
薬品の使い方
マラソン乳剤、ダインは原液ではなく希釈して使用します。
希釈する濃度は大体マラソン乳剤が200~2000倍ほど、ダインが10000倍程で、植物によっても変わってくるのでラベルに書いてある説明を読みましょう。
メロンの場合はマラソン乳剤を5mlに対して1lまで希釈する必要があったので200倍になりました。
ここで濃度を間違えると効果が発揮されなかったり、植物が枯れてしまったりするので気をつけてください。
希釈には軽量スプーンとバケツがあると便利です。
混ぜ合わせたら霧吹きに入れて葉の表、裏に満遍なく吹きかけましょう。
薬品を使うにあたって
薬品を使うにあたりいくつか注意点があります。
まず、マラソン乳剤はコリンエステラーゼと呼ばれる神経毒を含むので、誤っても飲まないことはもちろん、皮膚や目にもかからないようにしましょう。
薄めた液を霧吹きに移す際はゴム手袋を、散布する際はゴーグルをつけると安全です。
次に、散布する時期は収穫の大体2週間までに散布するようにしましょう。
それより期間が短くなると薬が葉に残り、収穫物経由で体内に取り込んでしまうことになります。
まとめ
今回はウリハムシの対策に関する記事になりました。
特に梅雨の季節はウリハムシが多く増えるので、幼苗がやられてしまわないように備えておきましょう。
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