[ハムスター]種類別に見る寿命の長さと長生きのコツ
ハムスターは小動物の中でも特に体が小さく人間の3~40倍のスピードで成長していきます。
そのため寿命も短く、ついこの間赤ちゃんだったのにもう歳を取ってうまく歩けない・・・なんてこともあります。
また、病気の進行も早く早期発見が大事で、そのことを知らないと突然の別れに戸惑ってしまうことも・・・
今回はそういった事態を避け、ハムスターが出来るだけ長生きするためのコツをまとめていきます。
種類別のハムスターの寿命
ハムスターは平均して寿命は2年前後で、3年以上生きたら十分長生きと言えるでしょう。
しかしその中でも種類によって寿命が変わってきます。
もちろん、飼育環境や体調管理、病気の有無やケガなど外的要因もあるので例外もあります。
ゴールデン
ポピュラーなハムスターの中では最も体が大きいゴールデンハムスターは大体2年半から3年は生きるといわれており、ハムスターの中でも長寿の部類です。
ジャンガリアン
ゴールデンより一回り体が小さいジャンガリアンハムスターは大体1年半から2年ほどで、ハムスターの中では腫瘍が出来やすく少し病気がちなイメージです。
人懐っこいのもジャンガリアンの特徴で、手乗りが漸くできた矢先に・・・なんてこともあります。
ロボロフスキー
更に体の小さいロボロフスキーですが、寿命は意外と長く2年~2年半ほどは生きてくれることが多いです。
多頭飼育も難しくなく、見た目も小柄で可愛いのでトイレを覚えないと言ったデメリットを除けば最も飼いやすい種類と言えます。
年齢早見表
以下の表はハムスターの生後の年齢を人間で当てはめた場合の早見表になります。
年齢 | ゴールデン | ジャンガリアン | ロボロフスキー |
生後10日 | 1歳 | 2歳 | 1歳 |
生後20日 | 2歳 | 4歳 | 3歳 |
生後1ヵ月 | 5歳 | 8歳 | 6歳 |
生後半年 | 20歳 | 30歳 | 25歳 |
生後1年 | 30歳 | 40歳 | 35歳 |
生後1年半 | 50歳 | 60歳 | 55歳 |
生後2年 | 65歳 | 80歳 | 75歳 |
生後2年半 | 80歳 | 110歳 | 100歳 |
※年齢はあくまでおおよそです。
長生きさせるコツ
ハムスターが途中で病気やけがをすることなく健康に長生きするためには普段から飼い主がいくつか気を付けることがあります。
ストレスを感じさせない
ストレスはハムスターにとって最も危険な存在で、騒音や光、環境の変化などあらゆることが原因となり結果的に体調を崩したり病気につながることもあります。
ハムスターを飼育するならストレスを溜めさせない環境づくりが非常に大事で、ストレスの兆候を見抜くことも大事です。
ストレスに関しては以下のページでまとめているので一度目を通してみてください。
ケガをしない環境に
ケージの構造や物の配置も重要で、回し車に挟まって出血してしまった、ケージによじ登って落ちて骨折してしまったなどの事故も起こりえます。
ハムスターの危険が無いように普段から様子を見ながら危ないと思ったら撤廃してあげるようにしましょう。
また、ハムスターは非常に縄張り意識が強い動物です。最も多頭飼いが簡単と言われているロボロフスキーでも喧嘩をするようであればケージを分けるようにしましょう。
衛生面
ハムスターは非常に綺麗好きで、ケージの中を清潔に保たないと病気になってしまうこともあります。
そのため定期的にケージ内をメンテナンスすることは不可欠で、特に夏場のトイレや餌は注意しましょう。
また、餌を余らせない様に量を調整して与えることも大事ですね。
餌を過剰に与えると無理に頬袋に入れ、そこで腐ってしまう・・・なんて事例もありました。
湿気のある餌であれば毎日取り換えることは当たり前とし、水も毎日変えることが望ましいです。
トイレに関しても場所を覚えさせないと臭いが蔓延し病気やストレスの原因となります。種類によって躾の難易度やトイレ用品も変わってくるので、詳しくは下記の記事をご覧ください。
運動
ハムスターの必要運動量は一日10キロ以上必要と言われており狭いケージの中で飼育すると運動不足になりがちです。
運動不足になると肥満になることもあり不健康なので運動できる環境を整える必要があります。
運動不足を解消できるグッズは色々とあり、下記の記事でも紹介しているのでご一読ください。
病気の時は
ハムスターは体が小さく病気の進行が早いです。
飼い主が出来る事と言えば早期発見と病院に連れて行くことなので、日々じっくりと観察し、少しでもおかしい点があれば即座に病院に連れて行くことが大事です。
特に下痢の症状では脱水症状になってしまい衛生面でも阻害されてしまうので早めに診断することをお勧めします。
繁殖に関して
ハムスターは生後2~3ヵ月で大人の仲間入りをし繁殖が可能となりますが、1歳を超えた雌のハムスターの場合高齢出産となってリスクが高くなってしまいます。
繁殖させる場合は生後3ヵ月~1年にするようにしましょう。
また、ハムスターは鼠の仲間なので増えるスピードも尋常ではありません。
産んだは良いけど育てられないと言った無責任なことが無いよう、やたらと増やすのはNGです。
晩年期の過ごし方
ハムスターも歳をとると病気になりやすい、歩けなくなる、呼吸が弱くなるなどの症状が出てきます。
今まで食べられていた餌も食べられなくなり高齢ハム向けの餌を用意する必要がありますし、腫瘍などが出来て手術が必要になることもあります。
腫瘍の手術に関してはハムスターの体力の兼ね合いもありまた再発しやすい事もあるので動物病院でしっかりと先生と話し合い手術をするのか、無理にせずに寿命を全うするのかを相談しましょう。
まとめ
今回はハムスターの寿命と長生きさせる方法についてまとめさせていただきました。
ハムスターは人間が思っている以上のスピードで歳を取っていくので、普段からしっかりと観察し、出来るだけ健康でいてくれるように気を付けてあげましょう。
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