[いちご]室内栽培のコツと必要なもの

2019年2月7日

いちごは比較的育てやすく、実もたくさん成る事から初心者向けの植物と言えます。

基本的には畝に植えたりビニールハウスに植えて育てるところですが、そんなスペースがない、虫が付いてほしくない、と言った理由から室内で育てたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方の為に室内で育てるために必要なものや注意すべき点を紹介していこうと思います。

必要なもの

まずは必要なものを列挙していきます。

いちごを育てるのに苗がなければ話になりません。まずは苗選びから慎重に行います。

ここで注意すべきは、イチゴには1季成りと4季成りがある事です。

1季成りは4~5月の収穫を目途として、10月頃から植え付けをし、一度寒さに晒すことで花芽がついて実がなる種類です。

4季成りはどの季節でも育成が可能で、簡単に育つ種類です。

室内に限った場合、冬でも暖房が付いていることが予測されるため4季成りをオススメします。

初心者にも簡単に育成出来て甘みが強いものでは桃娘や夏姫が挙げられます。

桃娘

その名の通り、桃色の葉が特徴的ないちごで、植え付け後3ヵ月から半年で収穫が可能となります。

夏姫

四季成りいちごの中では甘みが強いと言われており、実のつく量も多いとされています。収穫時期が長く、春〜秋の長い期間に渡って栽培することが可能です。

天使のイチゴ

いちごの中でも珍しい、白色のイチゴです。甘みもしっかりあって育てやすいですよ。

いちごは非常に多くの光を必要としており、室内の蛍光灯やLEDだけでは光不足となってしまいます。

特に植物は青と赤の光を必要としていて、そのことを前提に作られた植物専用LEDがあるのでそちらを使ってください。

ただしE26口金のソケットも必要なので別途購入しましょう。

光が足りないと葉が黄色に変色し、放置すると枯れてしまいます。

土・肥料

いちごに使用する土は肥料が何も混ざっていないものか、いちご専用の肥料を混ぜてある土を使用しましょう。

通常の肥料が混ざった土を使用すると葉が大きくなりすぎて実が育たなくなってしまいます

上の組み合わせ二つで基本的には間違いないです。ただし、下記で紹介するさかな畑を使用する場合は土はいらないのでご承知おきください。

注意点

特に室内でいちごを育てる場合、下記の点には注意してください。

湿度に注意

湿度が高いと葉にカビが生えるうどんこ病や根が腐る根腐れ病が起こりやすくなります

水はけがよいプランターを選んだり、病気を予防する薬を添付することでこれらの症状は避けられます。

また、植え付けの際に密集させると風通しが悪くなり葉が弱りやすいので、10cm以上は間隔を開けましょう。

受粉は手動で

いちごの栽培で最も難易度が高いのは受粉です。

露地栽培の場合は風やミツバチが花粉を運んでくれますが、室内ではそのどちらもないため、人が介入する必要があります。

筆先などで花粉を取ってめしべにつけて受粉させましょう。

おすすめ育成キット

最後に室内でオススメできるキットを紹介します。

以前このサイトでも紹介したさかな畑ですが、発売元が推奨する植物にいちごが含まれており、筆者も実際に使用して育てています。

幅的にそこまでたくさん植えることはできませんが、水やりをする手間がなく、水はけも良いので育成に最適です。

また、LEDランプなどを上から吊るせるのも非常に便利なので、プランターをまだ買っていない場合や、水やりする余裕がない場合、インテリアとしても機能させたい場合は非常におすすめです。

さかな畑に関しては下記の記事にまとめてあるので、詳しく知りたい方はご参照ください。

土は専用のハイドロボールが備わっているので、苗とライトさえあれば後の備品は不要です。

まとめ

今回は室内でいちごを育てるために必要な物や注意すべきことをまとめさせて頂きました。

室外で育てる場合より難易度は上がりますが、虫がわかない、鳥に食べられないなどの大きなメリットもあり、土地を選ばずに育てられる点も強いので、植物を育ててみたい!という方は是非試してみてくださいね!

いちご

Posted by TS